2011年12月8日木曜日

GP mistral 第3戦

この重い草地は押すより担ぐべきだったと後悔






第3戦に出場してきた。オーガナイザーの大山さんいわく「ミストラル史上最高にきついコース設定」になったとのこと。

自分のグループの出場者は37人で、今回は最後方スタート。「あいうえお順」は不平等だという声が多くあったのか、前回とは逆のスタート順になった。

最後尾から自分の力を精一杯出すことでどこまで順位をあげられるかを試すいい機会でもあった。どこからスタートしても強ければ勝てる。前向きな精神状態でプレッシャーもなくスタート。ペダルもすんなりはまる。

スタートからの直線300メートルと、折り返してまた300メートルほどの直線で半分ほど順位をあげている感触。ここまで予定通り。そこから細い溝の区間。走りやすい部分は前が詰まっている。

後ろで詰まっているうちに、視界がひらけている先頭はどんどん遠くへ行ってしまう。焦りつつ、走りやすいレーンを外し、悪路を使い前へ。

約半周を終えたところで10位以内には入っていた。先頭はもうどこにいるかもわからない。遠くの獲物を追うために、フロントはアウターでリアは極力重いギアを選択するように意識する。平坦基調のミストラルのコースでインナーを使うような脚では勝利はない。インナーに入れた瞬間、そのレースを捨てたようなものだ。

「溝に幅30cmほどの木の板を渡した危険な場所」も難なくクリア。試走で板と板の間にホイールを落とし派手に落車する人を見て、その場にいた多くの人がその恐怖に震え「ここは降りたほうがいいな」と警戒していた区間だが、降りればタイムロスは明らか。トップを走っていないうちにビビリからのロスは許されない。板を見ず、前を見ることで真っ直ぐ走る。

応援も鮮明に聞こえ、いつになくポジティブな気持ちで集中して走っている。とにかく前へという意識で3周。結局最後までトップは見えず、7位でゴール。先頭スタートでも最後方スタートでも大差ない順位となった。

くー、勝てない。

できたこと
  1. 近くの路面を見ない
  2. 意識的に重めのギアを使う
  3. スピードに乗るまでダンシング
  4. シケインは踏まずに飛び越える
できなかったこと
  1. もっと重いギアを使う
  2. やや長い距離の担ぎ(押してしまったのは判断ミス)
  3. 降車時の早めの判断。乗車降車のメリハリ
  4. ゴールしたら倒れるくらい負荷に耐える
次戦も最後尾スタート。勝つための重いギアを踏めるように準備する。最後尾スタートだから勝てないは、カテゴリー3においてはいいわけでしかない。先頭スタートは有利だけどね。


2011年11月7日月曜日

GP mistral 第2戦

GPミストラル第2戦に出場してきた。

試走中、舗装路のカーブで前を走っていた人がブレーキをかけ滑って落車。その人をひいてしまうわけにもいかずブレーキをかけ自分も落車。ジャパンカップの傷の上にまた傷をつくってしまった(;´д`)

落車の痛みをコンチクショー!という気持ちに変えてレースに臨むしかない。そんな1日の始まり。

firtree_momikoさん撮影
前回のスタートで緊張からボーッとして一気に順位を落としてしまった反省から、心のなかでカウントダウンを行おうと決めていたが、今回のレースから主催者側がホイッスルまでのカウントダウンを1までやってくれるようになった。

そのせいで、基本的にほとんどの人がフライング。そんな中「ズルはいけないよ、君たち!」と純粋真っ直ぐちゃんの自分はホイッスルの音と同時にスタート。それでもペダルは一発ではまり、スイスイっと踏み出す。

特に強く踏むことなく先頭に出てしまう。「ちょ、先頭はマズイぞー」と思いつつ、そのまま進む。自分の意志ではなく、後ろからのプレッシャーで踏まされてる状態。草地から砂利に出る部分をオーバスピードで突っ込み外にふくらんだ瞬間、1人に抜かれるが、後ろにつく。

そして苦手な凸凹コースへ。ここでも先頭のうしろについていたが、もう1人がさらに後方から抜く。3位に順位を落としてはいるが、3人が先頭のパックとして走る。まだ大丈夫。いつでも抜ける。心拍も体感的にきつくない。ローラー台でのアップを入念にやったおかげだろう。

そして、3人はスピードが死んだすぐ後に大きくのぼる難所へ突入。試走では降車せずにクリアできたこの難所。本番でも乗車したままクリアするつもりだったが、前ふたりが降車してしまい詰まる。

仕方なく降車したが、自分のギアはここを乗車したままでクリアすることが前提の軽いギアのまま。前走ふたりは重めのギアで仕方なく降車していたため、そのセクションの後ギア比によるスピード差があり距離がやや開く。

インナーからアウターになかなか乗らない。ガリガリガリガリ。あーもー。一度、集中が切れると強く踏めない。どんどん差が開いてトップが遠くに見え心折れる。折れた心は身体を楽なほうへ楽なほうへ。脚が重くなればギアを軽くしてしまう。そんなこんなで数人に抜かれ、最終結果はトップから1分12秒差の6位。

次回はトップに出てしまったらトップのまま千切るつもりで行く。心を折られるのではなく、折るのは自分。

脚が重くなっても軽いギアに入れない。腰をあげてダンシングして加速し、そのスピードを殺さないペダリングを行う。

トライ&エラーで改善点も増えている。でもまだまだ勝てそうにない。ここ数戦、もしかしたら勝てるかもしれないとうドキドキを味わってはいるけどもう十分だ。そろそろ勝ちのよろこびも味わいたい。強いメンタル、吐くまで踏める強いメンタルをどうにかして手に入れなければ。

練習内容も変えるぞ!



2011年11月1日火曜日

スタートダッシュをきめる方法

今日はスタートダッシュの練習をした。

今年のこれまでの2戦ではどちらもスタートダッシュがきまらない、ペダルにシューズがすぐはまらないことで無駄足を使った。

ペダルをはめやすさ重視のクランクブラザーズのエッグビーターから、踏み面の大きさ重視でタイムに変更したことが悪いのかと思いまたペダル選択でフラフラとする寸前のところで、自分が悪かったのだと結論がでた。

さて何が悪かったのか。

スタートの合図の後、ペダルをはめる前に一度サドルに座る。座ると同時にペダルにシューズをはめようとしていた。

サドルに座ってペダルがはまってなくても、タイムのペダルなら踏み面が大きいからそのまま回せる。何度ミスがあっても多少は回せるから、大きく遅れないだろうという思考がそこにあった。と、思われる、それほど意識してなかったけど。

それがペダル位置を不安定にしていた。ペダルを止めることなく、はまる時にはめる。この方法は1回ではまることもあるが、100回転させてもダメな可能性を残す。

そこでサドルに座るのをやめた。左脚1回目の上死点でペダルをはめる。はめたらそのままダンシングで加速。

ギアをダンシングに合わせ少し重めにしておくことで、右脚上死点から下死点へ回す力で少し前に進む。その推進力が残っているうちに左脚ペダルを1回ではめる。

これでどうだ。

左脚ペダルを「決まった位置の上死点」ではめることになるので、反復練習がペダルキャッチの質を向上させるはずだ。

今思えば、エッグビーターをつけていたときは、サドルを座っていなかったような気がする。絶対にはまるという信頼がそうさせていた。

タイムの踏み面の大きさが乗り方まで変えてしまった。ダメなのよ。いくつも条件変えちゃ。ペダルを変えても乗り方変えるな。


2011年10月23日日曜日

ジャパンカップ チャレンジレース

ジャパンカップのチャレンジレースに出場してきた。今年で3回目の出場。

1回目(2009年)の出場はひとりでなんとなくロードバイクに乗っていたころで、他の人がどれだけ乗れるのかも知らない完全なる「池の中の蛙」だった。

レース中は本気を出してはいたけれど、タイムアウトの足切りでレース終了したのが2009年。喉と気管支、腰が痛く身体からは湯気が立っていても、完走すらできないその結果に唖然とした。リザルトをみても半数程度が完走を許されず、完走者を称えるためのイベントではないことを知る。

お揃いのチームジャージを着て走る仲間もでき、自転車イベントにも参加するようになってそれなりに自分の実力がどこにあるかわかりかけてきた去年(2010年)が2回目の出場。とにかく完走を目標に1年間のトレーニングとダイエットをしてなんとか完走。努力と我慢が結果に結びつき、ゴールラインをまたいだとき、感動の涙が出た。

そして、その感動を再び得るためにシクロクロスへの参戦を経て、2011年3回目のジャパンカップ。去年以上にトレーニングらしいトレーニングを重ねてきた今年の目標は10位以内。

スタートはそれなりによい位置。先頭を走る選手が積極的ではなく、のんびりペースに感じた。自分にも余裕があるからそう感じたのかもしれない。

後方で落車の音。自分の位置も他者の肩があたるような安全な状況ではないから、斜行しないように、されないように周囲をみる。JCRCなど素人参加のロードレースは罵声が飛び、緊張感がハンパじゃないと聞くけど、ほんとにそんな雰囲気。落車すれば身体は痛いし、その瞬間、勝ちも去っていく。ピリピリするのも仕方ないのかな。

ピリピリしたまま1キロ続く急勾配「古賀志林道」に突入。ここで弱者はふるいにかけられる。

しばらく先頭の見える位置でのぼる。やはり去年より楽だ。勾配がさらにきつくなる山頂手前で、やや遅れるが、先頭からまだまだ遠くではない。

そして古賀志林道の下りへ。「このコースは滑らない加工をしている」なんてレース前にアナウンスがあったことが頭に残っていた。インを攻めて効率よく走ろうと思った。できれば先頭集団に追いつこうと思って攻めた。脚は残っている。

そして3回目か4回目のカーブでツルっと単独落車。無理なブレーキングをしたわけでもなんでもない。少しインコースを走っただけ。これで転けてしまうのか…なんてことだろう。

古賀志林道をのぼる。このあと悪夢が。
打った身体が痛い。出血もある。

初めての落車に頭が白くなる。もうリタイヤなのか…と思ったところで回収車がいるわけでもない。だったらどっちにしても走るしかない。そう思うまでどれだけ時間が経過したのか。次々と選手が落車した自分を避け追い越していく。

吹っ飛んで後方に残されたサングラスを回収、大きく曲がったブラケットを叩いて戻す。チェーン落ちしていないか確認し再度乗車。少し曲がったブラケットに違和感を感じつつ、またの落車に怯えながら下る。

直線ではペダルを強く、単独で何人か抜いていく。落車した場面を思い出し、首をかしげながらペダルを踏む。はっきりとモチベーションは落ちていた。途中、同じペースをつくれそうな人と走る場面もあったけど、ほとんど一人旅。徐々に疲労が貯まる。鶴C.C.前の坂でほぼ売り切れの脚。

2回目の古賀志林道を情けない気持ちでのぼる。下りはグリップのいい路面を選び無難に下る。そしてまたほぼ単独走でゴール。結果は87人中36位。

シクロクロスが楽しくて、ジャパンカップは今年で最後にしようと思っていた。走り終わった直後もそう思っていた。なのに今、くやしさでいっぱいだ。

転けて単独走で消耗して終わるなんて、くやしさしか残らない。集団で走ってやっと初めてロードレースだよ。集団で勝負したいよ。スッキリするには同じレースに参加するしかない。

規模感はぜんぜん違うけど、プロだってそんな気持ちなんだろう。落車の大怪我で引退宣言をしたって、治療が進めば、すぐに引退を撤回し復帰する。

いや、ほんとに自分みたいなヘタレとプロを一緒になんかできないけどね、展開も含め、自分の上限まで出しきったと思えない限りやめられないんじゃないのかね。もしくは食欲がまさって強制終了か。

あぁくやしい。

2011年10月18日火曜日

反省メモ、信州クロス第1戦

メンタル中心の振り返りは前回のBlogエントリーの通り。

他にも良くなかった点があるので、負け惜しみっぽくメモっておく。

・せっかく前泊したのに宿の朝食準備時間が遅く、特別にはやく用意してもらった食事はおにぎり2つとシャケのみ。
・アップを試走ついでにコースでやったらスタート前に脚が重くなった。
・レーススピードでは空気圧が高すぎたようで後輪が終始跳ねていた。押さえつけることに神経と体力を使ってしまった。

栄養不足、間違ったアップ。特にアップの失敗は自分の判断ミス。大反省しなくては。

タイヤは「とりま2気圧でいいかー」は安易すぎた。チャレンジgrifo32は、とりま1.8気圧としておくほうがマシ。

朝食は計画的に用意しよう。試走はコース確認や適切な空気圧の探りのためにやり、アップはローラーでやろうね。

以上、反省メモ。




2011年10月17日月曜日

信州クロス第1戦、シクロクロスが示すもの


信州クロス第1戦「富士山」に出場してきた。シクロクロス経験4戦目にして初の遠征だ。

受付で渡されたゼッケンはアイウエオ順で「1」番。番号の若い順にスタートラインに並ぶことになる。スタートが重要なシクロクロスでこれはラッキーでしかない。渡辺さんじゃなくてよかった。ンガンダさんじゃなくてよかった。

「広い牧場の柔らかい土、草が選手を苦しめる」と信州クロスのサイトにあるが、前日までの雨で土が水を含み、より苦しいコースになっていると感じた。ただただ進まない。1周3.5kmが長く長く感じる。30分の競技時間じゃ2周で終わるんじゃないのこれってくらい。

だだでさえ進まないコースなのに、土を掘り返しフカフカにした意地悪な区間までも登場。シケインも上り坂の途中にあって勢いが殺される。ただし、油断するとすってんころりんと転んでしまうような場所はない。とにかくパワーで踏める人が有利なコース。試走ではそんな印象だった。

スタートは集中。前回のレースで緊張のあまり、スタートの合図でボーッとしてしまい大きく出遅れるという失態を犯してしまった反省をいかさなくては。「バン!」という号砲に30代男性の標準くらいの反応速度でそれなりに対応。ペダルは1回でははまらず、同じく最前列に並んでいた3人に少し前に出られる。若干の焦りはあったが、今回は冷静にペダルをはめ、グイと前に出る。

スタートからひとつめのコーナーで2番手につける。2番手の後ろについているとまえが詰まる感じがしてペースが乱れる。スキをみて前へ。先頭に出た。あとは踏むのみと思ったらまた抜き返される。いやいやオレがとまた前へ抜き返す。また先頭。

これを繰り返したら脚が重い。その瞬間後方から別の人が抜く。ん、今度はスピードが違う。あ、十代の若手だ。「あー、オレオワタ」「若者には勝てない」と思った瞬間、緊張の糸が切れた。スタートしてから2kmくらいの地点。

完全にタレた。抜かれる。黄金のタレが出たらもう終わり。どんどん脚が重く感じてきてギアを軽くする。軽いギアは進まない。また抜かれる。

タレタレで「もうイヤ、帰りたい」と思っても3周させられる。拷問の3周を18位でゴール。リタイヤせず走りきったのが39人。33分でゴールした先頭から5分くらい遅れたとても残念な結果で終わった。

「若者には勝てない」と思わされた勢いのあった若者は、パンクで順位を落とした。結果の順位だけ見れば、自分より後ろだ。おい、おれ、なぜあそこでタレた。

「勝たなきゃ意味がない」という思い込みが、2位や3位になった瞬間にタレを生み、結果をさらに悪くする。

もちろんシクロクロスの結果は相手あってのことだけど、まず自分の出せる力を100%出しきることが重要。出しきって、その後結果がついてくると考えを変えなくてはいけない。

今回はクソなメンタルを発見できた。クソなメンタルにうすうす気づいてはいたけど確信した。

シクロクロスは自分のヘタレっぷりを教えてくれる。そしてそれを克服できる人間なのか、塗り替えることができる人間なのか、ずっとヘタレのままなのか、シクロクロスが示し続けてくれるだろう。



2011年10月7日金曜日

シクロクロス脳に切り替えよ


どっちを走るか?


  • 多くの自転車が通り、草が抜け、土がむき出しになった道に見える路面
  • その路面から少しそれた、草が生えたままの路面

真っ直ぐ走り続けるなら土の路面でいい。

では曲がるときは?









スッと草の生えたほうに飛び出して自転車を傾ける。









距離は最短ではないかもしれないけど、草は土よりも滑らないからスピードを落とさず突っ込んでいけるようだ。

誰かがつくった道を行くロードバイクに乗り慣れていると、道からそれる発想が浮かんでこないのではないだろうか。ロスの少ない走り方は何か、その都度柔軟に考える必要がある。シクロクロスで走るときはシクロクロス脳に切り替えなくてはならない。

コーナリングについてもっと知りたい方はコチラの動画を。

「頭の切り替えをしなくちゃなー」というメモでしたよ、と。

2011年9月26日月曜日

GP mistral 第1戦、大反省会

勝つつもりで挑んだシクロクロス「GP mistral 第1戦」(埼玉・吉見)の結果は、4位。勝てなかったので、ひとり大反省会をここで行う。敗因(いいわけ)を記し、次回につなげる。

ichicoblogさん撮影


スタートダッシュ
大失敗。スタートの合図をぼんやりと聞き、まわりが動き出してスタートに気がつくw そこで焦ってペダルをガチャガチャ。まったくキャッチしてくれない。スタートダッシュに自信があるのでさらに焦る。一気に5〜7番手にさがって再度先頭に追いつくために脚を使ってしまった。せっかくの最前列スタートも意味がない。

対策としては「(スタートまで)15秒前!」の合図があったら、自分の心でもカウントダウンを行う。プレッシャーによってぼんやりしてしまったところがあるので、深呼吸して心を整え集中。ブレーキをかけたまま、右脚ペダルに力をいれつつ前をみる。

ブレーキの使い方
カーブでブレーキを使う乗り方は肉体的に非効率。スピードの上げ下げのムラは、局面でのタイムに変化がなくても、身体をいじめてしまい、トータルのタイムロスを生む。

よって、減速のためのブレーキ使用をミスと考える。

目線をあげ、コースの先の先を意識する。ブレーキを外されてしまった自転車でも走れるように自転車の加速減速を行う。シクロクロスで速い人が口を揃える「ブレーキ使わないから、利かないカンチブレーキでいい」。そこに答えがある。

位置取り
先頭のパックに入っているのであれば、そのパックの後方待機でも問題はないかもしれないが、それ以外の人の後方で走ることは勝利に繋がらない。

他者の背中をみていては、走行すべきラインが見えず自分のリズムで走れないので、無駄に負荷がかかってしまう。どうせ負荷をかけるなら、ラインを外してでも追い抜き、前に出るときの強度の高い瞬間の負荷を選択する。

後方待機でジワジワとかかるこの負荷の蓄積は、前にでるための1回の負荷より多くなる可能性がある。

しかも、前が転けたら巻き込まれること必至。後方待機は百害あって一利なしと思え。

シケインは踏んだらタイムロス
練習ではリズムよくクリアできるシケインも、レース中では高さ1.2倍くらいに感じてくる。刻む心拍数が最大に近いつらい状況では脚が重く、飛び越えることをやめ、踏みつけたくなる。

今回のレースでは合計8回のシケイン越えがあったが、数回は踏んで越えている。つらくても踏まないほうが速い。シケインは必ず越える気持ちで進入速度を落としてはいけない。

踏んだらミス。自分に勝たなければ他人にも勝てない。

勝つためのメンタル
前に食らいつくためのダンシングしただろうか、今回は1度もなかった。では脚がつるほど踏み込めたのか。いや、まったく…。

やっぱり前へ前への気持ちが足りない。先頭で走っているわけではない場面で後方を意識して確認してしまった。後方確認、1位じゃなきゃ意味がない。視線を前、意識も前。絶対勝つという意識。

その意識の維持のためにも少なくとも先頭集団で走り続けるようにしなくてはならない。見えない獲物を意識することは、現状の自分には難しい。

今回の成果は「これくらい力を出せば、そこそこの順位でゴールできることがわかった」こと。きっとそれは大きい。

応援ありがとうございました。次回はもっとよい結果を出します!

2011年9月23日金曜日

あけましておめでとうございます!

25日の埼玉・吉見で行われる「GPミストラル第1戦」に参戦する予定。カテゴリーは、1、2、3とあるうちの最下級の3。

トゥ!
最下級とは言っても、出場する選手リストを眺めると、ツール・ド・おきなわの優勝者やMTBのレースでそれなりの腕を持つ人たちの名があったりと、まったく勝てる気がしない。去年の冬からこれまでじっくりと練習した成果を勝利という形に変えたいと思っていたけど、ちょっとヤバイかな。年々盛り上がりつつある関東のシクロクロス大会も、今年は本当の意味で激戦区になってきたようだ。まぁこれで勝ってこそ本物!ってことでね。

吉見第1戦でとにかく意識すること
  • スタートダッシュ決める
  • 足が痛い? そんなの関係ねー
  • とにかく全力
  • 折れそうになったら、折れんなバカ野郎!と思う
  • 吐くギリギリまで頑張る(アレっw)

いよいよ、シクロクロスのシーズンイン。シクロクロス野郎にとっての新年は9月下旬らしい。というわけで、あけましておめでとうございます!



2011年9月14日水曜日

シクロクロス世界チャンプの教え

女子マスターズ世界チャンプになった荻島美香さんの凱旋帰国シクロクロス教室に参加してきたときのメモ。記憶をたどって書き起こしたのでちょっとは間違ってるところもあるかもしれない。適当に読み取って、活用してくださいまし。

◆レース当日の食事

  • 競技開始4時間前に済ます、消化のいいもの
  • 血糖値の上下動の激しいスポーツドリンクは飲まない
  • 1時間前くらいに小腹が空いたらバナナ1本程度なら食べてもいい
  • 競技時間が短いので、上記の食事方法でハンガーノックはないと思っていい

◆レース当日の準備

  • 試走はする、なるべく多くできれば3周くらい、そこそこの強度で
  • スタート時間の1時間前までローラーで心臓バクバクになるまで追い込んでおく
  • スタート招集1時間前くらいから競技用ワンピースに着替える
  • スタート招集までにスタートダッシュの練習

◆ほか

  • 練習はひとりより複数名で。自分のペースでやっているだけでは強くなりにくい
  • クリテリウムレースはシクロクロスの練習になる
  • シクロクロス競技の特性上、練習も長距離乗る必要はない
  • レース3日前から強度の高い練習はしない
  • 追い込んだ練習をしたらプロテイン摂取
  • 腹筋だけはやっとけ
  • 筋トレの代替としてアウタートップでもがく
  • インターバル・トレーニング(15秒、30秒、60秒、4分…)
  • スタートダッシュの練習必要
  • 赤信号はサドルに乗ったまま停止しておりないようにバランス、腰で乗ること
  • 疲れたときはサドルの後方に乗りなおして、荷重を後輪に
  • 後輪荷重重要、前輪が滑ったらネイスもスティバーもコケる
  • グリップを稼ぐためコーナリング中はペダルをまわす、まわしながら休む

自転車レースは顔芸か

レース中の表情についてなんとなく話す機会があったので思いを巡らしている。

とある選手が「苦しいときに苦しい顔しちゃたら、余計苦しくなるから」と言っていた。

強い選手というのは苦しそうな表情をみせないことが多い。強いから苦しくないのだろうと思うかもしれないが、ゴールした瞬間にフラフラになることはあるから苦しくないわけではないようだ。

苦しいときに笑顔を意識的につくってみるとする。自己暗示にかかってスッと楽になる瞬間がくるかもしれないと思えなくもない。苦しいという暗示よりも力に繋がるのはなんとなく想像できる。

余裕の表情をみた他の選手の心が折れる可能性はゼロではない。

どれだけ自分をコントロールし、どれだけ相手をだませるか。うまくいけば展開は変わる。自分に追い風がやってくる。

アイウェアも表情をみせるものを選ぶのか、隠すものを選ぶのか。

表情をコントロールするのも戦術のうちだ。

苦しいときは苦しい顔になってしまうし、笑顔をつくれるうちは余力十分で、そのときの自分はきっと遅い。簡単な問題ではないが普段の練習でも意識をするようにしてみたい。

2011年9月5日月曜日

斜度を数値で確認する意味

人間の感覚とは、いい加減なものである。

体調やそのときの諸条件によって、同じものでも同じように感じないことがある。昨日美味しかったチョコが今日も同じく美味しいとは限らないように。

ん、美味しいですか。そうですか。

例えば、長い峠道を淡々とのぼるとする。斜度7%であったり3%程度だったり、平均5%くらいの距離15キロくらいのそういう坂道。元気な時の3%は3%に感じるかもしれない。7%は7%くらいに感じるかもしれない。

まんまだな。そう、疲れてない身体なら地図の通り、そのまんまに感じるかもしれない。

だが、人間の感覚とは、いい加減なものである。

きっと疲労しているはずだろうと思う負荷を脚に与えてしまった場合、3%が5%くらいに感じてしまう場合がある。いや、2%が5%くらいに感じてしまうこともある。1%が3%に! などなど。いつもならアウターでのぼってしまう斜度なのに、妙な思い込みにより軽すぎるギアで無駄にヒィヒィ言ってしまう。

とくに攻めのメンタル、鉄のメンタルを持っていない、私のような人はそうなりがちなのではないかと思う。脚がへばる前に、脳が制御してしまう。脚はもっといけるのに。

そこでオススメしたいのが斜度計。
自転車専用の水準器
ちょっといいサイクルコンピュータにも斜度表示がある。

元気なときならアウターで楽々いけてしまう斜度を斜度計で目視したら、疲れているという意識を捨ててそのギアに入れて少しもがいてみる。

グイグイとスピードが乗ってきたら成功。ダメなら残念。

経験値の少ない試行錯誤が必要なヘタレな自転車乗りだと思うなら、ぜひ試してみてほしい。

人間の感覚とは、いい加減なものである。

昨日美味しかったチョコが今日美味しいとは限らないのだ!

ん、美味しいですか、そうですか。

2011年9月1日木曜日

チューブラー・デビュー

来るべき決戦のため、勝利のために、チューブラータイヤ(challenge GRIFO 32)を導入することにした。

シクロクロスで使う自転車にはMTBのサスペンションのような衝撃吸収をする機能がない。

そのためタイヤの空気圧を低めに(2気圧くらいに、手で押した感じではパンクしてるのかと思うくらいに)して、その柔らかさでもって振動吸収をさせるようにセッティングするのが普通だ。

クリンチャータイヤ(WO)で空気圧を下げ、コーナーで無理な角度で突っ込もうとすると、ある時点でカクンとよじれてしまう。オッと危ない!と思うくらい突然よじれるのでそれを経験すると、よじれが発生させないように乗れるようなテクニックが身につかない限り、コーナーワークではゆるめの走りに終始する可能性が高い。

それに対し、チューブラータイヤはタイヤとホイールが接着剤で固定され一体化しているため、そのカクンとなる瞬間はこない。土のグラウンドでグルグルと旋回してみたファースト・インプレッションとしては、確かにそれがなかった。

この違いは大きく、走りは相当変わると思われる。クリンチャーと比較しちゃうとズルイくらいだよこれは。曲がりまくりだぜ!




2011年8月31日水曜日

勝つためのインターバル・トレーニング

勝つためのインターバル・トレーニングについて書くよ。って、あんたは一度も勝ってないし…ってツッコミはなしね。

今日、カテゴリー1の選手と練習する機会があった。こっそりと「八の字」の練習をしていたら、そこに偶然彼があらわれ、意図せず一緒に走ることに。

ゆったりと会話しながら走るうちになんとなく、インターバルやっちゃうかという流れになった。

会話して走る間の自分(未勝利)の心拍は149bpm、カテゴリー1の彼の心拍は160bpmを刻んでいた。朝のサイクリング・ロードで並走していたから両者にかかる負荷は似たりよったりだったと考えると、いま強いのは自分なのかと思うわけで。むふふ。

さて、速度があがった。並走しながらついて行く。自分の心拍は180bpmを超えた。

速度はそのままであえぐ自分。まだまだ走る。終わらない。いつまで全力出すんだよ、インターバルってこんなツラかった?と思った瞬間、失速する自分。完全に萎えている(´Д` )

あっという間に差がひらき前方を走る彼もやっと速度が落ちた。

追いついたところで、4分の全力であることを知らされる。4分と知って走る4分と「インターバルっていえば、長くても全力1分くらいの繰り返しでしょ」と思って始めた全力4分では覚悟が違い並走するにも不利ではあるわけだが、彼のインターバル・トレーニングは「4分全力、4分レストを4回」、これを複数回行うものであった。

女子マスターズ世界チャンピオンの荻島さんが推奨するインターバル・トレーニングに4分というものもあったが、そのトレーニングは最高にきついインターバル・トレーニングに位置してた。1分のインターバルでも十分なトレーニングであり、4分は素人にはオススメしませんという感じでそれを強く推奨する感じではなかった。

トレーニング・メニューはその人の身体の状態や目標次第で考える必要があるということだ。

「トレーニング方法は人それぞれ」という結論じゃ、無難大好きないい子ちゃんすぎて(?)とてもためにならないブログ。「いいね!」がもらえない。

レース本番のコースを1周まわるうち4分くらいは全力にちかい負荷でもがき、4分は少し力を抜く区間になっているのではないかという想定が彼のなかにある。本番を見据え、本番と同等、できれば本番以上の負荷をかけるものが、勝つためのインターバル・トレーニングということになる。

勝ち負けは展開次第だよとロードレースの選手は言うかもしれない。シクロクロスはロードレースよりは個人の能力が結果に繋がる競技であると言われている。

だったらどうする?


2011年8月29日月曜日

気づきベルの効能



自転車は左側通行、歩行者は右側通行、ランナーも右ね。守っている人、知らない人さまざま。ルールを守れば安全になるだろうが、全員がこのルールを守る世界を想像できるだろうか。自分はできない。

サイクリングロードを走っていて接触事故をみかけることも多い。

ではベルをつけますか? 危ないなと思ったら相手を抑制するようにチリンチリンと鳴らしますか? 鳴らされて不快に思うことはありませんか?

で、この「気づきベル」が登場する。気づかせるのではなく、気づいてもらうためのベル。

自転車の乗り手が意志を持って装着し、ベルは意志を持たず音を出し、その自然な音を聞き、自然と気がついてもらう。お互いの不快指数はグッと減り、安全だけが増すのだ。

裏ワザとしては、ハンドルまわりにこのベルをつけ、ひそかに意志を持って揺らし、少し遠くからベルを鳴らしてあげることもできる。音を聞いた相手はきっと不快に思わず、安全な状況をつくるだろう。

このベルの効能に気づいてもらえただろうか。

2011年8月27日土曜日

シクロクロスのサドルを考える

ロードバイクのサドル選びに困ったことはあまりない。どんなサドルでもポジションさえうまく出せれば、そこそこ満足に乗れてしまうような気がしている。そんな私のサドル考。読んで意味があるのか、語って意味があるのか。

今回はロードではなく、シクロクロスのサドル選びについて書くことにしよう。

シクロクロスという競技はサスペンションのない自転車で凸凹を走破するわけで、だったらサドルはフカフカのクッション性の高いものを選ぶほうが都合がいいのではないかと考える。この流れが普通だと思うし、実際自分もそうだろうと思っていた。

以前ロードバイク用として使っていたフィジークのアリオネ。このサドルのシクロクロス着用率は意外と高い。

このアリオネ、「猫も杓子もアリオネ!」状態になったほど、ロードバイク界で一時期ブームになっていたと記憶している。プロの使用率が高かったんだもの。みんな買うよね、まんまと買うよね。そう、私も買いました。

そしてなんとなくブームが去り、ほかのサドルも試してみたり。結果アリオネが余った。

その後、シクロクロスをはじめる。アリオネは多少フカフカしている。じゃとりあえず装着。これで特別問題はなかった。

で、しばらく経過したとある日。自転車雑誌のシクロクロス特集ページに載っている全日本選手権9連覇中の辻浦圭一選手の機材写真を発見した。サドルはSELLA ITALIAのSLR Fibraだった。クッション性はそれほどないロード用の軽量サドルである。レールもカーボン(数ページ前にカーボンレールはNGと書いてあったにもかかわらず、だ)。このサドルについて「乗り心地より軽さを優先」と辻浦選手はコメント。

びっくり仰天135g・SELLA ITALIA SLR Fibra
SELLA ITALIAのSLR Fibra、なんと偶然にもこちらもうちで余っていたw ……装着&試走。するとどうだろう、サドルを通して路面情報がストレートに伝わってくる。トラクションのかかり具合が明確に伝わってくるのだ。むむむー。

フカフカのアリオネであっても凸凹のショックを完全に消去できるわけではない。結局どうにもしがたい凹凸だったら軽く腰をあげることになりそうだ。だったらより軽いもの、ペダリングがしやすいものを選ぶというのもアリ、よね。

そんなわけで自分はアリオネより路面情報を伝えてくれて、FIbraよりはフカフカしそうなサドルを探しはじめた。

参考になれば幸い。



2011年8月26日金曜日

なぜ、クロス車ではハンドルをしゃくるのか

シクロクロスのハンドル・セッティングでよくみられるものがある。ブラケット部分を身体に近く斜めにする「しゃくる」セッティングである。

これにより、よりコンパクトなポジションをとれると聞く。

ステムを短くすることで、しゃくらずコンパクトなポジションをつくることだっていくらでも可能に思えるので、この理由はどうも腑に落ちない。

腑に落ちないが、メリットがあるとして多く語られているのだから、コンパクトなポジションにする以外に、何か重要な理由があるはずだと自分は推測する。

で、実際自分のハンドルをしゃくって、すぐに乗ってみて気がつくことがある。重心が前から後ろに多くかかるようになるのである。意識しなくてもやや後輪荷重になる。

泥だらけのスリッピーなシクロクロスの路面で有効になるのが、後輪にしっかりとしたトラクションをかけることである。後輪に荷重し、タイヤを回転させることで強いトラクションをかけることができる。

シクロクロスの女子マスターズ世界チャンピオンになった荻島美香さんであっても「前輪が滑ったら転けるしかない」と言っていたくらいで、前輪が滑ったらジ・エンド。

前輪が滑るのは、前荷重気味であるから。疲れがでてくると無意識に前傾姿勢をとってしまいがちである。前傾姿勢が前荷重をつくる。

では、どんなに疲れていても前荷重にならないようにしてしまえばいい。その結論として、ハンドルのしゃくりがあるのではないか。

ホントかなと考えるより、試しにやってみてほしい。操作性を損なわず、やや後ろ荷重になったらきっと効果がある。

アーレンキーひとつですぐに変更できるのでダメなら戻せばいい。

ただ、欧州で活躍する選手のセッティングを観察すると、日本の選手ほど目立つしゃくりはあまり見ない。「日本流のしゃくりセッティングは世界を見据えていない、だから世界との差が縮まらない」と、ある日本の選手は言った。

ううむ。




2011年8月25日木曜日

TIMEのペダル

シクロクロスに使うペダルはMTB用のものを選ぶ。選択の際には、泥はけの良さ、着脱のしやすさ、踏んでいる感触、この3点で比較検討する必要がある。

2011年開幕に向け、私が選んだのはTIMEのATAC XS Carbon。去年まではクランクブラザーズのエッグビーターSLを使用していた。レース結果は誇れるレベルのものではないが、クランクブラザーズのペダルに大きな問題はなかった。遅くてもそれは確か。

それでもエッグビーターSLから乗り換える理由は、踏んでいる感触をもっと得たかったからだ。エッグビーターSLはペダルというより細い鉄の棒を踏んでいるようなのだ。このペダル、元MTB日本チャンピオンの竹谷賢二さんも使用しているようなので、正しいペダリングができていればパワーロスが大きいというわけではないと思うが、下手くそな私にはロスがあるような気がしてならない。へっぽこな私だからこそ、小さなパワーロスも許しがたい。

ATAC XS Carbon
実はエッグビーターからTIMEに替える前にLOOKのQUARTZも試してみている。こちらは踏んでいる感触は十分でエッグビーターSLをはるかに超えていた。ただ、着脱のしやすさの面でエッグビーターSLに大きく劣り、スタートダッシュ、シケイン前後の着脱を考えると、タイムを大きくロスすることが確定的だ。

はずす瞬間のメリハリのなさもマイナス。ペダルの機能としては、ほかと違ってはずれない構造になっているわけではないが、はずれる瞬間にTIMEのペダルのようにパチンと音がしない。エッグビーターも音はしないが、少し角度をつけるだけでポロリとはずれるエッグビーターははずそうという意識さえあればはずれないことはない。LOOKはメリハリがないのにしっかりハマっているので、安全にはずすには、本来のはずれる位置以上に足首をひねる意識が必要になってくる。結論を急ぐと……

・着脱のしやすさ
エッグビーター>TIME ATAC XS Carbon>>LOOK QUARTZ

※キャッチは4面キャッチのエッグビーターがどれよりも優れる。

・踏んでいる感触
TIME ATAC XS Carbon>LOOK QUARTZ>>>エッグビーター

この2点のバランスで2011年はTIMEで戦うことに決めた。泥はけのよさについては試す機会がないので保留としたい。悪いわけはないと思うが…

えー、シマノはまったくわかりませぬ。コンポがカンパニョーロでシマノのペダルはつけたくないんだもの。


後ろ姿



T氏撮影のわたし。

2011年8月24日水曜日

機材




イタリアのグエルチョッティのクロス車、LIBRA CROSSに乗って戦います。