2012年7月10日火曜日

2012年夏、シクロクロスやれんのか!?

7月にシクロクロス!?(オダさん撮影)
「シクロクロスのテクニックを磨くため、マウンテンバイクをはじめます!」と宣言し、すぐに注文するも、入荷の延期につぐ延期に耐えかね、注文をキャンセルしたピュア・シクロクロッサーのあさかです。数ヶ月ぶりの更新、皆さんご機嫌いかがでしょうか。

シクロクロスは冬のスポーツ。冬の寒さでも、走り出したら半袖でも暑く感じるシクロクロスだから、冬にやるのが、きっと正解。



では、7月のこの時期になぜ、ブログ更新をするのか。

マウンテンバイクが届かなくてジャイアントに怒りをぶつけるための更新ではない、決して。Jシリーズへの登録で7千円ほど出費して、結局自転車がこなかったという怒りをぶつけるための更新ではない、決して。

なんとサマークロスが開催されて、参戦してきたのですよ。

あい!あい!あい!あい!
このサマークロス、GPミストラルの第1戦という扱いの公式戦で、会場もいつもと同じ吉見の運動公園。GPミストラルがあるからシクロクロスを始めたといって間違いないし、ミストラルをきっかけに、多くの自転車仲間と出会った。

夏のシクロクロスが邪道という意見もなくはないとは思うけど、自分は、その試みに99%賛同の姿勢で参加を決めた。オーガナイザーの大山さんへの感謝の気持ちを即決で表しましたよ、ええ。

7月上旬の日本は梅雨。水はけの悪い吉見にも雨が降り、泥試合は確実。シクロクロスである限り、泥を恐れてないし、当日も雨が降れば、多少の涼しさがあっていいかもしれないなんて、少しの雨乞いをしていたりしながら、ミストラル前日は雨、当日朝も、みごとに雨。

7時に到着すると、雨がピタリと止んだ。曇り空は気温を適度に下げ、前日からの雨は泥をより豊かに。会場には多くの参加者が集まっていた。曇り空のもと、たんたんとレースは進んでいく。自分の出番まであと少し。

ローラーでウォーミングアップをする。雲が消えて、青空が。気温は30度超。雨の天気予報なにそれ? ギンギンに晴れた。彼女が観戦に現れるレース会場は、雨が降らないという、奥多摩晴れ女パワーなのか。

ギンギンに晴れたところで、招集時間に。そして見事に遅刻した。スタート15分前だしまだ大丈夫と、のん気に雑談をしていた。遅れて登場し「やってんの~!」と身内に怒られる。ほんとごめん。遅れた人は後方スタートですよと。

久しぶりのシクロクロスで滑ることにびびってる
オダさん撮影)
やってしまったものは仕方ないと気持ちを入れ替え、おとなしく後方待機していたが、タイム計測の準備ができないとかで、出走時間が大幅に遅れ、補水のために列は崩れた。大山さんの最終出走確認で再度名前が呼ばれ、最前列に入れてもらえた。遅刻男に甘くていんですかね。

最前列のスタートラインに移動しても、横の人に「あ、よかったですねー」なんて言われちゃって、みんな優しいな。ライバルなのにね。殺伐としてない。ほのぼの。

「スタート30秒前!」の声。ピリッとする。10秒前で「あい!」の声が後方から。気合いだね、気合い。はい、スタート!

すぐに2番手につける。今回は最前列スタートだから追い上げで消耗しないし、焦らない。まだまだ全開ではないのに、あっさり先頭に出る。このまま自分のペースで走れば勝てるか。

わ、抜かれた。抜いたのはチームメイト。体力がきっとありあまる高校3年生。ロードの全日本選手権にも出ている。きっと、強い。いや、絶対強いの。

後ろにつくが、ギリギリいっぱい。若者のペースがはやすぎて、脚には乳酸が。グヌヌと、念のため後ろを振り向くと、3位との差は大きく開いている。2位でもいいかと思った瞬間、失速。

すぐに間がひらくが、次の泥の降車区間で前輪を泥にはめる高校3年生(今年は大学受験か!)。

抜けそうなので抜く。ここは大人げなく抜けばいいんだ。そして再度先頭。そのまま1位自分、2位チームメイトで1周回終了。

チームメイトでも抜けるところで抜け。
それが大人クオリティ
次のコーナーでまた抜かれる。念のため!!、後ろを振り向く。やはり3位は遠い。

「同じチームでワンツーフィニッシュいいじゃない」と思ったところで、やはり失速。チームメイトは遠くへ。脚が回らない。「軽いギアでまわせー」とギャラリーの声も聞こえるけど、判断力は低下したまま、乳酸ばかりが脚に溜まっていく。朦朧とした意識のなかで、2位でいい、2位でも昇格できるんだと、重いペダルを踏んでいると、声を出しながら猛追してくる男が。コーナーでインをつかれないように抵抗する。

後続は、声をあげながら一度失速。「ふふふ、折れたか」と思ったところで、もう1回攻めてくる。舗装路区間にでた直線であっさりパスされる。どうにもならないスピード差。

チーーーン、終了。

糸冬了。暑すぎ
そのまま周回を重ね、3位でフィニッシュ。表彰台には1位チームメイト17歳。2位もなんと17歳。そして3位は、高校生に対して大人げなくインをふさごうとしていた自分37歳。

2位でいいと思ったら2位にもなれない。1位を目指した結果が2位なんだろうという、今更の気づき。それと、どうやら上半身の筋力が衰えているようだ。体幹で支持できないので、腕で支えようとして、前荷重になるダメなときの走り方。レース後に痛む筋肉は弱い部分。胸筋、背筋を鍛えるべしと。

シーズン本番、2ヶ月後の勝利のために、もっと大人げなくトレーニングするかー。あい!あい!

応援ありがとうございました。