勝つためのインターバル・トレーニングについて書くよ。って、あんたは一度も勝ってないし…ってツッコミはなしね。
今日、カテゴリー1の選手と練習する機会があった。こっそりと「八の字」の練習をしていたら、そこに偶然彼があらわれ、意図せず一緒に走ることに。
ゆったりと会話しながら走るうちになんとなく、インターバルやっちゃうかという流れになった。
会話して走る間の自分(未勝利)の心拍は149bpm、カテゴリー1の彼の心拍は160bpmを刻んでいた。朝のサイクリング・ロードで並走していたから両者にかかる負荷は似たりよったりだったと考えると、いま強いのは自分なのかと思うわけで。むふふ。
さて、速度があがった。並走しながらついて行く。自分の心拍は180bpmを超えた。
速度はそのままであえぐ自分。まだまだ走る。終わらない。いつまで全力出すんだよ、インターバルってこんなツラかった?と思った瞬間、失速する自分。完全に萎えている(´Д` )
あっという間に差がひらき前方を走る彼もやっと速度が落ちた。
追いついたところで、4分の全力であることを知らされる。4分と知って走る4分と「インターバルっていえば、長くても全力1分くらいの繰り返しでしょ」と思って始めた全力4分では覚悟が違い並走するにも不利ではあるわけだが、彼のインターバル・トレーニングは「4分全力、4分レストを4回」、これを複数回行うものであった。
女子マスターズ世界チャンピオンの荻島さんが推奨するインターバル・トレーニングに4分というものもあったが、そのトレーニングは最高にきついインターバル・トレーニングに位置してた。1分のインターバルでも十分なトレーニングであり、4分は素人にはオススメしませんという感じでそれを強く推奨する感じではなかった。
トレーニング・メニューはその人の身体の状態や目標次第で考える必要があるということだ。
「トレーニング方法は人それぞれ」という結論じゃ、無難大好きないい子ちゃんすぎて(?)とてもためにならないブログ。「いいね!」がもらえない。
レース本番のコースを1周まわるうち4分くらいは全力にちかい負荷でもがき、4分は少し力を抜く区間になっているのではないかという想定が彼のなかにある。本番を見据え、本番と同等、できれば本番以上の負荷をかけるものが、勝つためのインターバル・トレーニングということになる。
勝ち負けは展開次第だよとロードレースの選手は言うかもしれない。シクロクロスはロードレースよりは個人の能力が結果に繋がる競技であると言われている。
だったらどうする?
2011年8月31日水曜日
2011年8月29日月曜日
気づきベルの効能
自転車は左側通行、歩行者は右側通行、ランナーも右ね。守っている人、知らない人さまざま。ルールを守れば安全になるだろうが、全員がこのルールを守る世界を想像できるだろうか。自分はできない。
サイクリングロードを走っていて接触事故をみかけることも多い。
ではベルをつけますか? 危ないなと思ったら相手を抑制するようにチリンチリンと鳴らしますか? 鳴らされて不快に思うことはありませんか?
で、この「気づきベル」が登場する。気づかせるのではなく、気づいてもらうためのベル。
自転車の乗り手が意志を持って装着し、ベルは意志を持たず音を出し、その自然な音を聞き、自然と気がついてもらう。お互いの不快指数はグッと減り、安全だけが増すのだ。
裏ワザとしては、ハンドルまわりにこのベルをつけ、ひそかに意志を持って揺らし、少し遠くからベルを鳴らしてあげることもできる。音を聞いた相手はきっと不快に思わず、安全な状況をつくるだろう。
このベルの効能に気づいてもらえただろうか。
2011年8月27日土曜日
シクロクロスのサドルを考える
ロードバイクのサドル選びに困ったことはあまりない。どんなサドルでもポジションさえうまく出せれば、そこそこ満足に乗れてしまうような気がしている。そんな私のサドル考。読んで意味があるのか、語って意味があるのか。
今回はロードではなく、シクロクロスのサドル選びについて書くことにしよう。
シクロクロスという競技はサスペンションのない自転車で凸凹を走破するわけで、だったらサドルはフカフカのクッション性の高いものを選ぶほうが都合がいいのではないかと考える。この流れが普通だと思うし、実際自分もそうだろうと思っていた。
以前ロードバイク用として使っていたフィジークのアリオネ。このサドルのシクロクロス着用率は意外と高い。
このアリオネ、「猫も杓子もアリオネ!」状態になったほど、ロードバイク界で一時期ブームになっていたと記憶している。プロの使用率が高かったんだもの。みんな買うよね、まんまと買うよね。そう、私も買いました。
そしてなんとなくブームが去り、ほかのサドルも試してみたり。結果アリオネが余った。
その後、シクロクロスをはじめる。アリオネは多少フカフカしている。じゃとりあえず装着。これで特別問題はなかった。
で、しばらく経過したとある日。自転車雑誌のシクロクロス特集ページに載っている全日本選手権9連覇中の辻浦圭一選手の機材写真を発見した。サドルはSELLA ITALIAのSLR Fibraだった。クッション性はそれほどないロード用の軽量サドルである。レールもカーボン(数ページ前にカーボンレールはNGと書いてあったにもかかわらず、だ)。このサドルについて「乗り心地より軽さを優先」と辻浦選手はコメント。
SELLA ITALIAのSLR Fibra、なんと偶然にもこちらもうちで余っていたw ……装着&試走。するとどうだろう、サドルを通して路面情報がストレートに伝わってくる。トラクションのかかり具合が明確に伝わってくるのだ。むむむー。
フカフカのアリオネであっても凸凹のショックを完全に消去できるわけではない。結局どうにもしがたい凹凸だったら軽く腰をあげることになりそうだ。だったらより軽いもの、ペダリングがしやすいものを選ぶというのもアリ、よね。
そんなわけで自分はアリオネより路面情報を伝えてくれて、FIbraよりはフカフカしそうなサドルを探しはじめた。
参考になれば幸い。
今回はロードではなく、シクロクロスのサドル選びについて書くことにしよう。
シクロクロスという競技はサスペンションのない自転車で凸凹を走破するわけで、だったらサドルはフカフカのクッション性の高いものを選ぶほうが都合がいいのではないかと考える。この流れが普通だと思うし、実際自分もそうだろうと思っていた。
以前ロードバイク用として使っていたフィジークのアリオネ。このサドルのシクロクロス着用率は意外と高い。
このアリオネ、「猫も杓子もアリオネ!」状態になったほど、ロードバイク界で一時期ブームになっていたと記憶している。プロの使用率が高かったんだもの。みんな買うよね、まんまと買うよね。そう、私も買いました。
そしてなんとなくブームが去り、ほかのサドルも試してみたり。結果アリオネが余った。
その後、シクロクロスをはじめる。アリオネは多少フカフカしている。じゃとりあえず装着。これで特別問題はなかった。
で、しばらく経過したとある日。自転車雑誌のシクロクロス特集ページに載っている全日本選手権9連覇中の辻浦圭一選手の機材写真を発見した。サドルはSELLA ITALIAのSLR Fibraだった。クッション性はそれほどないロード用の軽量サドルである。レールもカーボン(数ページ前にカーボンレールはNGと書いてあったにもかかわらず、だ)。このサドルについて「乗り心地より軽さを優先」と辻浦選手はコメント。
![]() |
びっくり仰天135g・SELLA ITALIA SLR Fibra |
フカフカのアリオネであっても凸凹のショックを完全に消去できるわけではない。結局どうにもしがたい凹凸だったら軽く腰をあげることになりそうだ。だったらより軽いもの、ペダリングがしやすいものを選ぶというのもアリ、よね。
そんなわけで自分はアリオネより路面情報を伝えてくれて、FIbraよりはフカフカしそうなサドルを探しはじめた。
参考になれば幸い。
2011年8月26日金曜日
なぜ、クロス車ではハンドルをしゃくるのか
シクロクロスのハンドル・セッティングでよくみられるものがある。ブラケット部分を身体に近く斜めにする「しゃくる」セッティングである。
これにより、よりコンパクトなポジションをとれると聞く。
ステムを短くすることで、しゃくらずコンパクトなポジションをつくることだっていくらでも可能に思えるので、この理由はどうも腑に落ちない。
腑に落ちないが、メリットがあるとして多く語られているのだから、コンパクトなポジションにする以外に、何か重要な理由があるはずだと自分は推測する。
で、実際自分のハンドルをしゃくって、すぐに乗ってみて気がつくことがある。重心が前から後ろに多くかかるようになるのである。意識しなくてもやや後輪荷重になる。
泥だらけのスリッピーなシクロクロスの路面で有効になるのが、後輪にしっかりとしたトラクションをかけることである。後輪に荷重し、タイヤを回転させることで強いトラクションをかけることができる。
シクロクロスの女子マスターズ世界チャンピオンになった荻島美香さんであっても「前輪が滑ったら転けるしかない」と言っていたくらいで、前輪が滑ったらジ・エンド。
前輪が滑るのは、前荷重気味であるから。疲れがでてくると無意識に前傾姿勢をとってしまいがちである。前傾姿勢が前荷重をつくる。
では、どんなに疲れていても前荷重にならないようにしてしまえばいい。その結論として、ハンドルのしゃくりがあるのではないか。
ホントかなと考えるより、試しにやってみてほしい。操作性を損なわず、やや後ろ荷重になったらきっと効果がある。
アーレンキーひとつですぐに変更できるのでダメなら戻せばいい。
ただ、欧州で活躍する選手のセッティングを観察すると、日本の選手ほど目立つしゃくりはあまり見ない。「日本流のしゃくりセッティングは世界を見据えていない、だから世界との差が縮まらない」と、ある日本の選手は言った。
ううむ。
これにより、よりコンパクトなポジションをとれると聞く。
ステムを短くすることで、しゃくらずコンパクトなポジションをつくることだっていくらでも可能に思えるので、この理由はどうも腑に落ちない。
腑に落ちないが、メリットがあるとして多く語られているのだから、コンパクトなポジションにする以外に、何か重要な理由があるはずだと自分は推測する。
で、実際自分のハンドルをしゃくって、すぐに乗ってみて気がつくことがある。重心が前から後ろに多くかかるようになるのである。意識しなくてもやや後輪荷重になる。
泥だらけのスリッピーなシクロクロスの路面で有効になるのが、後輪にしっかりとしたトラクションをかけることである。後輪に荷重し、タイヤを回転させることで強いトラクションをかけることができる。
シクロクロスの女子マスターズ世界チャンピオンになった荻島美香さんであっても「前輪が滑ったら転けるしかない」と言っていたくらいで、前輪が滑ったらジ・エンド。
前輪が滑るのは、前荷重気味であるから。疲れがでてくると無意識に前傾姿勢をとってしまいがちである。前傾姿勢が前荷重をつくる。
では、どんなに疲れていても前荷重にならないようにしてしまえばいい。その結論として、ハンドルのしゃくりがあるのではないか。
ホントかなと考えるより、試しにやってみてほしい。操作性を損なわず、やや後ろ荷重になったらきっと効果がある。
アーレンキーひとつですぐに変更できるのでダメなら戻せばいい。
ただ、欧州で活躍する選手のセッティングを観察すると、日本の選手ほど目立つしゃくりはあまり見ない。「日本流のしゃくりセッティングは世界を見据えていない、だから世界との差が縮まらない」と、ある日本の選手は言った。
ううむ。
2011年8月25日木曜日
TIMEのペダル
シクロクロスに使うペダルはMTB用のものを選ぶ。選択の際には、泥はけの良さ、着脱のしやすさ、踏んでいる感触、この3点で比較検討する必要がある。
2011年開幕に向け、私が選んだのはTIMEのATAC XS Carbon。去年まではクランクブラザーズのエッグビーターSLを使用していた。レース結果は誇れるレベルのものではないが、クランクブラザーズのペダルに大きな問題はなかった。遅くてもそれは確か。
それでもエッグビーターSLから乗り換える理由は、踏んでいる感触をもっと得たかったからだ。エッグビーターSLはペダルというより細い鉄の棒を踏んでいるようなのだ。このペダル、元MTB日本チャンピオンの竹谷賢二さんも使用しているようなので、正しいペダリングができていればパワーロスが大きいというわけではないと思うが、下手くそな私にはロスがあるような気がしてならない。へっぽこな私だからこそ、小さなパワーロスも許しがたい。
実はエッグビーターからTIMEに替える前にLOOKのQUARTZも試してみている。こちらは踏んでいる感触は十分でエッグビーターSLをはるかに超えていた。ただ、着脱のしやすさの面でエッグビーターSLに大きく劣り、スタートダッシュ、シケイン前後の着脱を考えると、タイムを大きくロスすることが確定的だ。
はずす瞬間のメリハリのなさもマイナス。ペダルの機能としては、ほかと違ってはずれない構造になっているわけではないが、はずれる瞬間にTIMEのペダルのようにパチンと音がしない。エッグビーターも音はしないが、少し角度をつけるだけでポロリとはずれるエッグビーターははずそうという意識さえあればはずれないことはない。LOOKはメリハリがないのにしっかりハマっているので、安全にはずすには、本来のはずれる位置以上に足首をひねる意識が必要になってくる。結論を急ぐと……
・着脱のしやすさ
エッグビーター>TIME ATAC XS Carbon>>LOOK QUARTZ
※キャッチは4面キャッチのエッグビーターがどれよりも優れる。
・踏んでいる感触
TIME ATAC XS Carbon>LOOK QUARTZ>>>エッグビーター
この2点のバランスで2011年はTIMEで戦うことに決めた。泥はけのよさについては試す機会がないので保留としたい。悪いわけはないと思うが…
えー、シマノはまったくわかりませぬ。コンポがカンパニョーロでシマノのペダルはつけたくないんだもの。
2011年開幕に向け、私が選んだのはTIMEのATAC XS Carbon。去年まではクランクブラザーズのエッグビーターSLを使用していた。レース結果は誇れるレベルのものではないが、クランクブラザーズのペダルに大きな問題はなかった。遅くてもそれは確か。
それでもエッグビーターSLから乗り換える理由は、踏んでいる感触をもっと得たかったからだ。エッグビーターSLはペダルというより細い鉄の棒を踏んでいるようなのだ。このペダル、元MTB日本チャンピオンの竹谷賢二さんも使用しているようなので、正しいペダリングができていればパワーロスが大きいというわけではないと思うが、下手くそな私にはロスがあるような気がしてならない。へっぽこな私だからこそ、小さなパワーロスも許しがたい。
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ATAC XS Carbon |
はずす瞬間のメリハリのなさもマイナス。ペダルの機能としては、ほかと違ってはずれない構造になっているわけではないが、はずれる瞬間にTIMEのペダルのようにパチンと音がしない。エッグビーターも音はしないが、少し角度をつけるだけでポロリとはずれるエッグビーターははずそうという意識さえあればはずれないことはない。LOOKはメリハリがないのにしっかりハマっているので、安全にはずすには、本来のはずれる位置以上に足首をひねる意識が必要になってくる。結論を急ぐと……
・着脱のしやすさ
エッグビーター>TIME ATAC XS Carbon>>LOOK QUARTZ
※キャッチは4面キャッチのエッグビーターがどれよりも優れる。
・踏んでいる感触
TIME ATAC XS Carbon>LOOK QUARTZ>>>エッグビーター
この2点のバランスで2011年はTIMEで戦うことに決めた。泥はけのよさについては試す機会がないので保留としたい。悪いわけはないと思うが…
えー、シマノはまったくわかりませぬ。コンポがカンパニョーロでシマノのペダルはつけたくないんだもの。
2011年8月24日水曜日
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