スタート位置よし。がんばろう、オレ。写真:春日部写真店のおださん |
脳天直撃の1回転で1周もできずにDNFになった前回の湘南ベルマーレシクロクロス第2戦からたったの2週間後に、湘南ベルマーレシクロクロス第3戦が開催された。
頚椎捻挫の治療にほぼ2週間。癒えてきたと安心していたらひどくなったりで、トレーニングらしきトレーニングはできずにレースをむかえた。
唯一の「のぼって、くだって」。写真:山口でC2残留を決め、関東観光中の京都のマリオ |
残留のためにやったことと言えば、IRCのチューブレスタイヤ(シラクCX)を導入したことくらい。タイヤの恩恵を受けるためというよりも、ロードで使っていたCampagnoloのホイールSHAMALを使えることが強力な武器になるだろうという目論見。
どこまで低圧にできるか、その限界値が低いほどしなやかで、グリップ力があると高く評価がされがちなシクロクロスのタイヤ界。「よくわからないけど、低圧にして満足していた自分」にシラクCXは新しい解を提示してきた。
極端な低圧よりも、少し高い空気圧のほうが曲がるのだ。タイヤが腰砕けになってコントロールできなくなるところまで空気圧を下げてもダメだったのだ。ベストな空気圧が思い通りの操舵性をつくる。この発見をもって湘南ベルマーレシクロクロス第3戦に出場した。
スタートは最前列。残留へのチケット1枚目を絶対にとる。同じく最前列に並んだTeamTAMAGAWAの面々についていけば、それで1枚はとれるだろう。勝ちはのぞんでいない。
ペースをつかむために始めから先頭に出るつもりはなく無難なスタート。テクニック不要の踏め踏め区間でパスされることが多かったが、ベストなセッティングが出せたシラクCXのおかげで、コーナリングが思った通りに描けた。
つった両脚にきびしい。写真:京都のマリオ |
背後につかれてもインを絶対に刺されない自信を持ってコーナーを攻められることが、体力の消耗を最小限に抑える。
結果39人出場で16位くらい(未確定)でゴールし、残留チケット1枚目ゲットに思わずガッツポーズ。ほとんどの人にとって意味不明で「ネタ認定」されていたらしいガッツポーズは、心からの渾身のガッツポーズだ。
注釈:勝ってない。写真:京都のマリオ |
注釈:勝ってない。写真:ゆみちゃん |
残留チケット2回目をとるため、次戦は初の関西シクロクロス(桂川)に上陸!