2013年8月1日木曜日

「GPミストラルがAJOCCから離脱」……

人生で2戦目のシクロクロスもGPミストラル。1戦目より走れたね。
見るからに弱そう。でもなつかしい。(写真:もう誰が撮ったかわからない)
GPミストラルがAJOCCから離脱することになったようだ。

カテゴリー3で出場し、下位に沈んだ人生初のシクロクロス。吐き気がするほど追い込んでも、誰よりも遅かった。

それでも夢を描いた。「いつの日かカテゴリ1に昇格し、全日本選手権の舞台に立ってやる」。日々鍛錬し、節制するトップライダーたちと同じスタートラインに並ぶ夢を。

吉見でサマークロス。
暑さにやられ、また残念。楽しかったね。
(写真:なおみさん)
それまでのサイクリングがトレーニングに変わった。残業で夜遅く帰っても朝5時に起き、インターバル・トレーニングでひとりヨダレを垂らす。シクロクロスに必要な身のこなしを身体に染み込ませる練習をした。強く美しいシクロクロッサーになりたい。

練習に練習を重ね「今度はいける」と思って出場しても、負け、負け、負け。果てしなく続く負けレース。

GPミストラルをきっかけに、他会場でのレースにも出場するようになったが「どうせなら、心のホームレース・GPミストラルで昇格を決めたい」と思っていた。

そして2012年、吉見で行われたGPミストラルのカテゴリ3で昇格圏内の2位に。2位でもうれしく涙した。「昇格おめでとう!」と多くの人から声をかけられた。「おめでとう」の言葉をこんなにもたくさんもらったのって人生で初めてだったなぁ。

さて、AJOCCから離脱する2013年のGPミストラルは、完全なる草レースにかわる。全日本選手権へと繋がるAJOCC管轄下でのレースであることが自分にとっての絶対的価値なので、どんな理由があるにせよ、GPミストラルがそれを離脱してしまうことは、残念なこととしか思えない。

夢を持って走りたい。全日本選手権出場という同じ夢を持った男たちと真剣勝負をし、そのレースを制したい。くやしさで泣き、またうれしさで泣きたい。それがあってこその「心のホームレース」。

「AJOCCが名簿を管理しているだけ」だとしても、その管理こそが尊いのだ。それがつくりだす数々の真剣勝負。それがつくりだすライバル関係がきっとある。

というわけで、2013年はAJOCCのカテゴリに準拠する「湘南ベルマーレシクロクロス」、「東北シクロクロス」、「信州クロス」に参戦します。同志のみなさん、レース会場で会いましょう。
「2位でいんですよ!」うれしい昇格を決めたのも吉見GPミストラル。(写真:おださん)