2011年開幕に向け、私が選んだのはTIMEのATAC XS Carbon。去年まではクランクブラザーズのエッグビーターSLを使用していた。レース結果は誇れるレベルのものではないが、クランクブラザーズのペダルに大きな問題はなかった。遅くてもそれは確か。
それでもエッグビーターSLから乗り換える理由は、踏んでいる感触をもっと得たかったからだ。エッグビーターSLはペダルというより細い鉄の棒を踏んでいるようなのだ。このペダル、元MTB日本チャンピオンの竹谷賢二さんも使用しているようなので、正しいペダリングができていればパワーロスが大きいというわけではないと思うが、下手くそな私にはロスがあるような気がしてならない。へっぽこな私だからこそ、小さなパワーロスも許しがたい。
ATAC XS Carbon |
はずす瞬間のメリハリのなさもマイナス。ペダルの機能としては、ほかと違ってはずれない構造になっているわけではないが、はずれる瞬間にTIMEのペダルのようにパチンと音がしない。エッグビーターも音はしないが、少し角度をつけるだけでポロリとはずれるエッグビーターははずそうという意識さえあればはずれないことはない。LOOKはメリハリがないのにしっかりハマっているので、安全にはずすには、本来のはずれる位置以上に足首をひねる意識が必要になってくる。結論を急ぐと……
・着脱のしやすさ
エッグビーター>TIME ATAC XS Carbon>>LOOK QUARTZ
※キャッチは4面キャッチのエッグビーターがどれよりも優れる。
・踏んでいる感触
TIME ATAC XS Carbon>LOOK QUARTZ>>>エッグビーター
この2点のバランスで2011年はTIMEで戦うことに決めた。泥はけのよさについては試す機会がないので保留としたい。悪いわけはないと思うが…
えー、シマノはまったくわかりませぬ。コンポがカンパニョーロでシマノのペダルはつけたくないんだもの。