2011年8月25日木曜日

TIMEのペダル

シクロクロスに使うペダルはMTB用のものを選ぶ。選択の際には、泥はけの良さ、着脱のしやすさ、踏んでいる感触、この3点で比較検討する必要がある。

2011年開幕に向け、私が選んだのはTIMEのATAC XS Carbon。去年まではクランクブラザーズのエッグビーターSLを使用していた。レース結果は誇れるレベルのものではないが、クランクブラザーズのペダルに大きな問題はなかった。遅くてもそれは確か。

それでもエッグビーターSLから乗り換える理由は、踏んでいる感触をもっと得たかったからだ。エッグビーターSLはペダルというより細い鉄の棒を踏んでいるようなのだ。このペダル、元MTB日本チャンピオンの竹谷賢二さんも使用しているようなので、正しいペダリングができていればパワーロスが大きいというわけではないと思うが、下手くそな私にはロスがあるような気がしてならない。へっぽこな私だからこそ、小さなパワーロスも許しがたい。

ATAC XS Carbon
実はエッグビーターからTIMEに替える前にLOOKのQUARTZも試してみている。こちらは踏んでいる感触は十分でエッグビーターSLをはるかに超えていた。ただ、着脱のしやすさの面でエッグビーターSLに大きく劣り、スタートダッシュ、シケイン前後の着脱を考えると、タイムを大きくロスすることが確定的だ。

はずす瞬間のメリハリのなさもマイナス。ペダルの機能としては、ほかと違ってはずれない構造になっているわけではないが、はずれる瞬間にTIMEのペダルのようにパチンと音がしない。エッグビーターも音はしないが、少し角度をつけるだけでポロリとはずれるエッグビーターははずそうという意識さえあればはずれないことはない。LOOKはメリハリがないのにしっかりハマっているので、安全にはずすには、本来のはずれる位置以上に足首をひねる意識が必要になってくる。結論を急ぐと……

・着脱のしやすさ
エッグビーター>TIME ATAC XS Carbon>>LOOK QUARTZ

※キャッチは4面キャッチのエッグビーターがどれよりも優れる。

・踏んでいる感触
TIME ATAC XS Carbon>LOOK QUARTZ>>>エッグビーター

この2点のバランスで2011年はTIMEで戦うことに決めた。泥はけのよさについては試す機会がないので保留としたい。悪いわけはないと思うが…

えー、シマノはまったくわかりませぬ。コンポがカンパニョーロでシマノのペダルはつけたくないんだもの。