この重い草地は押すより担ぐべきだったと後悔 |
第3戦に出場してきた。オーガナイザーの大山さんいわく「ミストラル史上最高にきついコース設定」になったとのこと。
自分のグループの出場者は37人で、今回は最後方スタート。「あいうえお順」は不平等だという声が多くあったのか、前回とは逆のスタート順になった。
最後尾から自分の力を精一杯出すことでどこまで順位をあげられるかを試すいい機会でもあった。どこからスタートしても強ければ勝てる。前向きな精神状態でプレッシャーもなくスタート。ペダルもすんなりはまる。
スタートからの直線300メートルと、折り返してまた300メートルほどの直線で半分ほど順位をあげている感触。ここまで予定通り。そこから細い溝の区間。走りやすい部分は前が詰まっている。
後ろで詰まっているうちに、視界がひらけている先頭はどんどん遠くへ行ってしまう。焦りつつ、走りやすいレーンを外し、悪路を使い前へ。
約半周を終えたところで10位以内には入っていた。先頭はもうどこにいるかもわからない。遠くの獲物を追うために、フロントはアウターでリアは極力重いギアを選択するように意識する。平坦基調のミストラルのコースでインナーを使うような脚では勝利はない。インナーに入れた瞬間、そのレースを捨てたようなものだ。
「溝に幅30cmほどの木の板を渡した危険な場所」も難なくクリア。試走で板と板の間にホイールを落とし派手に落車する人を見て、その場にいた多くの人がその恐怖に震え「ここは降りたほうがいいな」と警戒していた区間だが、降りればタイムロスは明らか。トップを走っていないうちにビビリからのロスは許されない。板を見ず、前を見ることで真っ直ぐ走る。
応援も鮮明に聞こえ、いつになくポジティブな気持ちで集中して走っている。とにかく前へという意識で3周。結局最後までトップは見えず、7位でゴール。先頭スタートでも最後方スタートでも大差ない順位となった。
くー、勝てない。
できたこと
- 近くの路面を見ない
- 意識的に重めのギアを使う
- スピードに乗るまでダンシング
- シケインは踏まずに飛び越える
- もっと重いギアを使う
- やや長い距離の担ぎ(押してしまったのは判断ミス)
- 降車時の早めの判断。乗車降車のメリハリ
- ゴールしたら倒れるくらい負荷に耐える